神職 階位

 


神社本庁では、「階位検定及び授与に関する規程」により、以下の5つの階位区分がある。明階までは所定の研修を受けることにより昇進が可能である。なお、階位の名称は神道で徳目とする「浄明正直」(じょうみょうせいちょく。(きよ)く明く正しく直(なお)く)から取られたものである。

 



浄階(じょうかい)

神職の最高位で、長年神道の研究に貢献した者に与えられる名誉階位。

 


明階(めいかい)

別表神社の宮司(ぐうじ)・権宮司(ごんぐうじ)になるために必要な資格。この階位であれば、勅裁を要する伊勢神宮の大宮司以外ならどこの神社の宮司にもなれる。

 


正階(せいかい)

県社の宮司、別表神社の禰宜(ねぎ)になるために必要な資格。

 


権正階(ごんせいかい)

村社(そんしゃ)、郷社(ごうしゃ)の宮司になるために必要な階位。県社の宮司にはなれない。

 


直階(ちょっかい)

神社の権禰宜(ごんねぎ)に必要な、基礎的な階位。