皇學館大学 概観 令旨

 


1962年(昭和37年)に新制大学として発足した皇學館大学は、その建学の精神を元の神宮皇學館及び神宮皇學館大学より受継いでいる。1882年(明治15年)に、神宮の鎮座する伊勢に発足した神宮皇學館は、当時の文明開化旧物破壊の風潮に対して、日本古来の歴史伝統に基づいた学問の維持発展を目指した。1900年(明治33年)2月18日、当時の神宮祭主・神宮皇學館総裁 賀陽宮邦憲王(かやのみや くにのりおう)による令旨は、現在においても皇學館大学建学の精神を最もよく示すものとされている。内容は以下の通り。

 




 神宮皇學館教育ノ旨趣ハ、皇國ノ道義ヲ講ジ、皇國ノ文學ヲ修メ、之ヲ實際ニ運用セシメ、


以テ倫常ヲ厚ウシ、文明ヲ補ハントスルニ在リ。夫レ業勤メザレバ精ナラズ、事習ハザレバ達セズ。


況ンヤ本館期スル所ノ學ノ重且大ナルニ於テヲヤ。


 本館學生深ク此旨ヲ體シ、常ニ師長ヲ敬重シ、館則ヲ遵守シ、黽勉(びんべん)努力、以テ他日ノ成業ヲ期シ、


夙夜敢テ怠ルコト勿レ。

 

 

 



神宮皇學館教育旨趣、皇國道義、皇國文學、之實際運用せしめ


倫常うし、文明はんとするに在り。夫業勤めざればならず、事習はざればせず


んや本館期する重且大なるにてをや


 本館學生深此旨し、師長敬重、館則遵守、黽勉(びんべん)努力、以他日成業


夙夜敢ること