湯立神楽 概要

 


同じ湯立神楽でも神社によってかなり違いがあり、玉串に見立てた枝葉を浸して湯を撒くもの(神奈川県藤沢市 白旗神社(しらはたじんじゃ)など)や、素手で煮え湯を払うようにして撒くもの(長野県飯田市 正八幡神社(しょうはちまんじんじゃ)(遠山郷)など)、全国的にも珍しいご神体を湯につけるもの(香川県丸亀市 垂水神社(たるみじんじゃ)など)など様々である。なかには釜湯の中にお神酒などを入れるものもある(京都府京都市 城南宮(じょうなんぐう)など)。



また、海辺の神社では釜湯に海水を使うところもある(千葉県 横芝光町(よこしばひかりまち)四社神社(ししゃじんじゃ)など)。



いずれも撒かれた湯(その飛沫)を浴びると無病息災になるとされる。



また、神社によっては釜湯を飲むと無病息災になるとされているところもあり、などに詰めて持ち帰ることのできるところもある(長野県天龍村 池大神社(いけだいじんじゃ)など)。