安達太良神社(あだたらじんじゃ)

 


安達太良神社(あだたらじんじゃ)は福島県 本宮市(もとみやし)にある神社である。式内小社飯豊和氣神社(いいとよわけじんじゃ)の論社である。旧社格は県社。

 

 



創建は平安時代1146年久安2年)と伝えられ、安達太良山(あだたらやま)の神々と大名倉山(おおなぐらやま)の神々を勧請し里宮とした事が始まりとされ、氏子達からは明神様と呼ばれている。近隣地域に点在する安達太良神社の総本宮であることから、鎮座地の名前が「本目村」から本宮村となったとされ「本宮」という地名の由来になったとされる。また、旧安達郡の総鎮守であったが、江戸時代の天和8年二本松熊野宮(現在の二本松神社(にほんまつじんじゃ))の神官・鈴木安芸守が「安達太良神社の祭神は安達太良山の神々ではないので、郡の総鎮守に相応しくない。」と主張し、当時の宮司・高橋治部少輔(たかはしじぶしょうゆう)が郡の神官の取り纏め役「注連頭」の役職を解かれ、安達太良神社は安達郡総鎮守の称号を剥奪されたことがあった。