大神神社(栃木市) 境内 室の八嶋 ②
主な歌
· いかでかは 思ひありとも 知らすべき 室の八嶋の 煙ならでは
- 藤原実方(ふじわらの さねかた)
(『詞花和歌集』(しかわかしゅう))
· 人を思ふ 思ひを何に たとへまし 室の八島も 名のみ也けり
- 源重之女(しげゆきのむすめ)
(『続後拾遺和歌集』(しょくごしゅういわかしゅう))
· 煙たつ 室の八嶋に あらぬ身は こがれしことぞ くやしかりける
- 大江匡房(おおえ の まさふさ)
(『新拾遺和歌集』(しんしゅういわかしゅう))
· いかにせん 室の八島に 宿もがな 恋の煙を 空にまがへん
- 藤原俊成(ふじわら の としなり)
(『長秋詠藻』(ちょうしゅうえいそう))
· 暮るる夜は 衛士のたく火を それと見よ 室の八島も 都ならねば
- 藤原定家(ふじわら の さだいえ/ていか)
(『新勅撰和歌集』(しんちょくせんわかしゅう))