榛名神社 文化財 重要文化財(国指定)

 

 

l 榛名神社 6棟(建造物)


 - 内訳は次の通り。平成17年12月27日指定 

 



· 本社・幣殿・拝殿(合わせて1棟)


 - 春日造本社と入母屋造拝殿の間を幣殿でつないだ複合社殿。権現造。棟札により文化3年(1806年)の建立と判明する。屋根を銅板葺きとし、柱、などの各所に華やかな彩色と彫刻を施している。本社は背後の御姿岩(みすがたいわ)と接続しており、御姿岩内の洞窟御神体を祀っている。

 



· 国祖社(こくそしゃ)及び額殿(がくでん)(合わせて1棟)


 - 本社・幣殿・拝殿の向かって左に建つ。国祖社は元々勝軍地蔵阿弥陀仏を安置していた本地堂で、享保年間(1716 - 1735年)の建築、接続する額殿は文化11年(1814年)の建築。本来は神楽拝観所。

 



· 神楽殿(かぐらでん)


 - 明和元年(1764年)の再建。舞台は板張りで三方吹放ちとして、格天井には花鳥図や神楽面が描かれている。

 



· 双龍門(そうりゅうもん)


 - 安政2年(1855年)の建立。入母屋造銅板葺きの四脚門。竜の彫刻や水墨画が施されていることから双龍門と呼ばれるようになった。

 



· 神幸殿(みゆきでん)


 - 安政6年(1859年)の建立。神幸祭のとき神輿が出御しとどまる社殿。古制により彩色は施されていない。

 



· 随神門(ずいしんもん、ずいじんもん)


 - 弘化4年(1847年)の建立。入母屋造、瓦棒(かわらぼう)銅板葺きの八脚門。元来は仁王門、神仏判然令が出されたとき随神門と呼ばれるようになった。