イザナミ 神陵・神社など ①
出雲という地名は日本国母神であるイザナミの美称、稜威母(イズモ)からきたという説もあり、出雲国の東側に隣接していた伯耆国は古代には伯伎(ハハキ=母の港)と呼ばれ、出雲の神陵在地(島根県安来市伯太町横屋の比婆山久米神社(ひばやまくめじんじゃ))は江戸時代には母里藩(もりはん=母の里)とよばれていた。
また『出雲国風土記』の意宇郡(おうぐん)安来郷(やすぎごう)はイザナミの息子スサノヲが安来と名づけたという逸話が伝わっている。また安来市の隣、松江市の揖夜神社(いやじんじゃ)付近にはイザナミとイザナギとが永遠の離別をした黄泉平坂の神蹟がある。