鷽替え 由来
太宰府天満宮で正月七日酉刻に行われる鷽替神事の伝承では、当地にて菅原道真が蜂に襲われた時に、ウソ(鷽)の大群が飛んできて助かったという。各地の天満宮でも同じような伝承が最も多い。そのため、木うそが配られることが多いが、天満宮でなくても配る神社(福岡市住吉神社など)もある。近年は木うそのほかにも張り子や土人形のウソもある。
また、鷽替えは元来大宰府天満宮で鬼すべと共に行われる吉兆神事が発祥とされ、京都市上京区の北野天満宮は天神信仰の中心の一つであるが、鷽替え神事は無く、木うそも配布しない。しかし北野天満宮から勧請された天満宮でも鷽替え神事をやっている神社は多い。主に初天神の25日前後に催行される。