谷保天満宮 境内
多摩川の河岸段丘(立川崖線(たちかわがいせん))に沿って造られている。甲州街道から石段を下って境内に入っていくという天満宮としては珍しい構造となっている。そもそもの甲州街道は天満宮の南側を通り本殿より下に位置していたが、多摩川の流路がたびたび変わり渡し場が変遷していった結果、江戸中期以降は、ほぼ現在と同様に境内の北側に街道が敷かれたとされる。
学問の神・菅原道真を祀っており、またその歴史の長さから受験生やその親達がこぞって訪れ、受験シーズンには境内に合格祈願の絵馬が多数掛けられる。特に初詣の時は行列が見られるほど混雑するようになり、参詣者数は年々増加傾向にある。
甲州街道側にある梅林は梅の名所としても知られ、毎年3月には梅まつりが開催される。