武蔵御嶽神社 文化財 国宝 ②

 


l 円文螺鈿鏡鞍 一具(鞍、鐙、轡、鞦)

(えんもんらでんかがみくら いちぐ)


(くら、あぶみ、くつわ、しりがい)

 


鎌倉時代の作。鞍、鐙(あぶみ)、轡(くつわ)、面懸(おもがい)、胸懸(むながい)、鞦(しりがい)から成る馬具一式である。鞍は前後の前輪(まえわ)・後輪(しずわ)と呼ばれる部分の外面を金銅板張りとする(ここから「鏡鞍」の称がある)。前輪・後輪の内面と居木(いぎ)の上面には一面に円文(蛇の目形)を螺鈿で表す。鐙は鉄製黒漆塗りの舌長鐙(したながあぶみ)である。