ツクヨミ 『その他の文献』

 

皇大神宮儀式帳


月讀命。御形ハ馬ニ乘ル男ノ形。紫ノ御衣ヲ着、金作ノ太刀ヲ佩キタマフ。



と記しており、記紀神話では性別に関する記述の一切無い月読命が、太刀を佩(は)いた騎馬の男の姿とされている。

 

 

花喜山城光寺縁起・慈住寺縁起

天照大神が八上(やかみ)行幸の際、行宮にふさわしい地を探したところ、一匹の白兎が現れた。白兎は天照大神の御装束を銜えて、霊石山(れいせきざん)頂付近の平地、現在の伊勢ヶ平(いせがなる)まで案内し、そこで姿を消した。白兎は月読尊のご神体で、その後これを道祖白兎大明神と呼び、中山の尾続きの四ケ村の氏神として崇めたという。