香良洲神社 祭事 宮踊り(みやおどり)
三重県の他の地域で「かんこ踊り」と呼ばれるものと同様であるが、「かんこ」よりも大きな太鼓を使うのが特徴である。香良洲町外では「けんか踊り」の名で呼ばれるが、香良洲神社で催行させるため香良洲町民は「宮踊り」と呼ぶ。「風采踊」(ふうさいおどり)とも称する。1970年(昭和45年)2月25日に、「香良洲町の宮踊」として三重県指定無形民俗文化財となった。
毎年8月15日に行われ、町内の馬場(ばんば)・地家(じけ)・砂原(すなはら)・小松(こまつ)の4つの小字がそれぞれ4人で1組を作り、頭にオナガドリの尾の羽を付け、威勢よく夜を徹して踊り続ける。衣装や踊りは各区独特のもので、各区が順番に踊り終える頃には翌朝になることもある。踊る順番は神社の境内でくじ引きで決定する。