津長神社(つながじんじゃ)

 


津長神社(つながじんじゃ)は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の摂社五十鈴川西宇治橋と対面する鼓ヶ岳(つつみがたけ)の山麓、正前の森に鎮座する。本項目では、津長神社と同座する、内宮末社の新川神社(にいかわじんじゃ)および石井神社(いわいじんじゃ)についても記述する。


3社とも倭姫命(やまとひめのみこと)の定めた神社であり、祭神水神である。

 

 



三重県伊勢市 宇治今在家町(うじいまざいけちょう)、内宮の神域入り口に架かる宇治橋から約200mのところに鎮座する。津長神社から20m先には内宮所管社の饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)、50m先には内宮摂末社の大水神社(おおみずじんじゃ)・川相神社(かわあいじんじゃ)・熊淵神社(くまぶちじんじゃ)があり、7社が集まっている。また神宮文庫の前身である旧林崎文庫もある。



3社は同座しており、社殿は1つである。神明造板葺の社殿は南西の方角を向いており、一重の玉垣に囲まれている。賽銭箱は置かれていない。社地の面積は379.94坪(1,256m2。かつては社頭に藤の木があり、「大力の子を授かる」という民間信仰があったという1933年(昭和8年)の記録があるが、藤の木は1933年時点ですでに無くなっていた。