大臣(古代日本) 記紀以外の大臣 ①
『先代旧事本紀』によれば、最初の大臣は懿徳(いとく)天皇の申食国政大夫(おすくにのまつりごともうすまえつきみ)であった出雲醜(いずもしこ)とされ、その後も一族が大臣の地位を継いだとされている(ただし『先代旧事本紀』にしか見えない記事に関しては、史実として扱われず、人物に関しても実在が疑問視されている)。『先代旧事本紀』にある懿徳天皇から成務天皇までの大臣の名は、『日本書紀』では皇后の父兄として登場するが、大臣とは見なされていない。諸氏系図や『新撰姓氏録』や諸神社の伝承では、成務天皇から仁徳天皇までの四代の時代には、武内宿禰以外にも、物部胆咋(もののべの いくい)、中臣雷大臣(なかとみの いかつおみ)、日本大臣、米餅搗大使主(たがねつきのおおおみ)、尻綱根(しりつなね)、意乎已など複数の人物が大臣として名を連ねている。