天照大神 天照大神を祀る神社 ①

 


· 天照大御神を祀る神社を神明神社(しんめいじんじゃ)といい全国各地にあるが、その総本社は神宮じんぐう。伊勢神宮)の内宮(皇大神宮(こうたいじんぐう))である。皇大神宮は三種の神器のうちの一つ八咫鏡(ヤタノカガミ)を御神体として安置する神社である。

 




· 宮崎県高千穂町岩戸には岩戸隠れ神話の中で天照大御神が隠れこもったとされる天岩戸(あまのいわと)と天照大御神を祀る天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)がある。東本宮は天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)を祀り、西本宮は大日孁尊(おおひるめのみこと)を祀る。

 




· 日前神宮・國懸神宮

(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)


日前神宮の祭神である日前大神は天照大御神の別名でもあり、朝廷は神階を贈らない別格の社として尊崇した。神体の鏡はいずれも伊勢神宮内宮の神宝である八咫鏡と同等のものとされる。

 




· 伊雑宮(いざわのみや)


三重県志摩市 磯部町(いそべちょう)


皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮の一社。度会郡大紀町の瀧原宮とともに「天照大御神の遙宮(とおのみや)」と呼ばれる。

 




· 瀧原宮・瀧原竝宮

(たきはらのみや・たきはらならびのみや) 


三重県 度会郡(わたらいぐん)大紀町(たいきちょう)


ともに天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)を祀る別宮。瀧原宮はその和御魂(にぎみたま)、瀧原竝宮は荒御魂(あらみたま)が祀られるとされる。