菅原天満宮(奈良市) 歴史

 


創建は不詳。前述の通り、菅原の地を本貫ほんがん/ほんかん。本拠地)とする土師氏支族(のちの菅原氏)が、その祖神を祀ったことに始まると推測される。



延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では大和国添下郡(そえじもぐん)に「菅原神社」と記載され、式内社に列している。



社伝では、文亀年間(1501-1504)に社殿が兵火にかかったほか、元禄年間 1688-1704年)にも火災にかかり、寛保年間(1741-1744年)に一乗院宮真敬法親王の命によって再建のことがあったという。



明治維新後、近代社格制度では「菅原神社」(すがわらじんじゃ)として郷社に列した。