龍頭山神社 歴史
朝鮮との外交窓口であった対馬藩は、釜山に「倭館」(わかん)と呼ばれる日本人居留地を置いていた。倭館は1679年(延宝7年)に龍頭山に移転したが、そこに創建されたのが龍頭山神社である。通商船の安全を祈願して、航海の神である金毘羅神が奉斎された。
韓国併合後の1915年(大正6年)7月10日に日本の法律に基づく正式な神社となり、1936年(昭和11年)8月1日、京畿道京城府の京城神社(けいじょうじんじゃ)とともに国幣小社に列格した。
1945年の日本の第二次世界大戦敗戦の後に破壊された。跡地を含む龍頭山一帯は、龍頭山公園となっている。