南洋神社 概要 再建
戦後、広大な境内は太平洋諸島信託統治領政府の官有地となった。やがて木が生えて森林へと変わり、ただ灯篭と社号標のみが往時の神社を偲ぶよすがとなった。1980年代になって民間に払い下げられ、パラオ人の邸宅となった。行き止まりとなっていた参道は延長され、パラオ・コンチネンタル・ホテル(後のホテル・ニッコー・パラオ)に繋がる道路となった。
1997年になり、パラオ人の邸宅の前庭(旧神社の本殿・拝殿があった所)を借りるような形で小さな祠が再建された。祠の前には新たに鳥居や狛犬や灯篭が設置され、「旧官幣大社南洋神社再建趣旨」を刻んだ石碑が本殿の右側に、左側には名越二荒之助(なごし ふたらのすけ)ら「日本—パラオ心を結ぶ会」によって戦死者を称える日本語と英語の文章を刻んだ石碑が設置された。