照国神社 所蔵文化財

 


· 島津斉彬関連書簡など(併設の宝物館に展示)




· 太刀 銘国宗(国宝

(たち めい くにむね)


鎌倉時代の備前国の刀工・三郎国宗(さぶろうくにむね)の代表作。昭和2年(1927年)、島津家から神社に寄進されたものである。同年、古社寺保存法に基づく国宝(文化財保護法における重要文化財に相当)に指定されたが、第二次世界大戦後GHQに没収され、長らく所在不明となっていた。その後アメリカ合衆国で競売にかけられて転売され、愛刀家のウォルター・コンプトンの所蔵となっていたが、昭和38年(1963年)にコンプトンの厚意により無償で神社に返還された。翌昭和39年(1964年)には文化財保護法に基づく国宝に指定されている。太刀はその後東京国立博物館に寄託されていたが、平成5年(1993年)からは鹿児島県歴史資料センター黎明館に寄託・展示されている。



刃長81.4センチ、反り2.6センチ。身幅広く、腰反りで踏ん張りがあり、猪首切先(いくびきっさき)となる、鎌倉時代中期の典型的な太刀姿である。地鉄は小板目(こいため)、刃文は匂出来(においでき)の丁子乱れ(ちょうじみだれ)を主体とし、乱れ映りが立つ。茎(なかご)は先を磨(す)り上げる。茎の鎺元(はばきもと)、棟寄りに「國宗」二字銘がある。