健磐龍命(たけいわたつのみこと)
健磐龍命(たけいわたつのみこと)は、日本の神。阿蘇神社(あそじんじゃ。熊本県阿蘇市)の祭神等として知られる。
阿蘇神社が奉斎する阿蘇山の神としての性格を持つほか、阿蘇神社では神八井耳命(かんやいみみのみこと。神武天皇の子)の子と伝える。子に建稲背命(たけいなしろのみこと)、速瓶玉命(はやみかたまのみこと)(国造大神。くにつくりおおかみ)、八井玉耳命(やいたまみみのみこと。甲佐明神(こうさみょうじん))。
9世紀の平安時代、健磐龍命神が従四位に叙せられると、噴火を鎮めるためか、20年足らずで正二位にまで上った。しかし正二位になった5年後の貞観6年(864年)には、阿蘇は山上の池が沸騰して天に吹き飛ぶ噴火を起こしたとされる。