沼名前神社 祭事 特殊神事
l お弓神事
2月第2日曜。境内社の八幡社の祭礼で、本来は旧暦1月7日に行われた神事である。祭員は親弓主・子弓主1名ずつ(成人)、小姓2名(男子)、矢取り2名(幼児)。古式に則り儀式が行われたのち、舞台から前方の的に向かって矢が射られる。この神事は年頭に邪鬼を祓う破魔矢が変化したものとされ、市の無形民俗文化財に指定されている。
l お手火神事
「おてびしんじ」。7月第2日曜前夜。鞆祇園宮に関する祭礼で、同宮の神輿渡御に先立つ祓いの行事である。かつては旧暦6月4日に行われていた。祭事では、随身門に置いた大手火に神火を灯し、この大手火を拝殿まで1時間かけて持ち上げる。そして神輿を出して拝殿に納めたのち、大手火は境内・町内を練って不浄を清める。この神事は市の無形民俗文化財に指定されている。