石園座多久虫玉神社 歴史

 


創建年代は不明であるが、第三代安寧天皇の時代の都である片塩浮穴宮(かたしおのうきあなのみや)跡の伝承地に鎮座している。崇神天皇の時代に勅祭が行われたと伝えられる。延喜式神名帳では「大和国葛下郡 石園坐多久虫玉神社 二座」と記載され、大社に列し、月次・新嘗の幣帛に預ると記されている。



古くは「射園神:いそのかみ」と呼ばれたという。石上神宮(いそのかみじんぐう)がある石上(いそのかみ)と何らかの関係があるのか興味深い。また、宮中に祀られていた園韓神社(そのからかみしゃ)と関係があるとの説もある。



昭和6年に県社に昇格した。昭和41年、神社本庁別表神社に加列された。