古式競馬(日本)

 


この項目では、競馬(くらべうま・きおいうま・きそいうま)、または駒競(こまくらべ)とも呼ばれる、日本の古式競馬について記述する。競馬とは、を走らせてその馬の走行速度や、騎手乗馬技術・作法を競う競技であり、神事としても存在する。

 

 


日本書紀』によれば、天武天皇8年(679年)の記事に良馬の駿足を鑑賞するために実際に馬の走り比べを行ったとする記事が存在しており、その頃には存在していた。ただし、こうした鑑賞行事は祭会の際の走馬(はしりうま)として別個の発展を遂げ、これとは別に馬の速さと馬術を競う宮中行事として、毎年5月5日の節会に際して6日までの2日間かけて騎射(うまゆみ)とともに行われるようになった。