射楯兵主神社(姫路市) 由緒・歴史 ②

 


飾磨郡伊和里(姫路市街地周辺)は伊和族(いわぞく。宍粟市(しそうし)一宮町(いちのみやちょう)須行名(すぎょうめ))にある、播磨国一宮 伊和神社(いわじんじゃ)の伊和大神を祀る氏族)の平野部においての拠点であったようで、兵主神は伊和大神であると言われている。出雲系である伊和大神は大己貴神(大国主命)と同一化され、兵主神も大国主命であるといわれるようになったと考えられる。



神仏習合時代には、神宮寺として般若院(般若寺)があった。





また、播磨天台六山


書写山圓教寺(しょしゃざん えんぎょうじ)


増位山随願寺(ますいさん ずいがんじ)


法華山一乗寺(ほっけざん いちじょうじ)


八徳山八葉寺(はっとくさん はちようじ)


妙徳山神積寺(みょうとくさん じんしゃくじ)


蓬莱山普光寺(ほうらいさん ふこうじ)


による大般若会(だいはんにゃえ)が行われていた。




江戸時代には、姫路藩主の崇敬が篤かったと伝えられる。