湊川神社 歴史 創建史 創建

 


本殿造営が完成に近づいた5月8日、祭典を司る官庁である式部寮は、5月24日をもって鎮座祭とし、翌25日に楠社祭を行うと決定し、兵庫県に布達した。



5月24日鎮座祭が行われた。東京で製作された御神体となるを墓前に奉安し、そこで、墓碑に坐すとされる楠正成の神霊を祭って鏡に遷す。そして、御神体となった鏡を社殿まで奉遷した。これによって、湊川神社の楠木正成ら神霊が鎮座した。



同日太政官から布告されて、ここに名実ともに湊川神社が創建された。



翌日、5月25日には楠社祭(楠公祭)が行われ、以後、湊川神社例祭として毎年5月25日に行われるようになった(のちに新暦に換算される)。