厄祓い 時期
厄年における厄祓いの時期は、地域によって異なるものの、「年の節目である新年正月元旦に行う」ケース(一番祈祷)、「年の節目を旧正月と考え、厄年の区切りも旧正月からとし、節分にあわせて行う」ケース(厄払い節分祭など)、「年始から節分までに行う」ケースが多く見られる。もっとも、厄年を無事乗り切るために祈願するということが厄祓いの本質であるため、その時期を越えてしまったからといって厄祓いをお願いできなくなるわけではない。厄年の残りを無事に乗り切るための祈願に遅すぎるということはない。
神社によっては喪中を嫌う場合があるが、四十九日の忌明(きめい/きあけ)後であれば問題ないとする神社もある。そのため、事前に問合せを行ったりする人もいる。また、お寺であれば喪中を嫌うといったこともないため、お寺での厄祓いを選択するという方法もとられる。
子供の厄祓いは、誕生初参りや七五三などのお参りと合わせて行うことが多い。元々、七五三の起源は厄祓いでもある。
日常厄は日々積もる厄であるため、厄祓いの時期はとくに決まっていない。「正月一番祈願や誕生日など、年次の節目に定期的に行う」ケース、「何か災厄が立て続けに発生してしまい、大厄を小厄に、小厄を無厄に、と願い、思い立ったそのときに行う」ケースなどがある。