静岡浅間神社 概要 ①
静岡市街地に接する賤機山(しずはたやま)の麓に以下の三社が鎮座する。
· 神部神社
(かんべじんじゃ)
o 祭神:
大己貴命(おおなむちのみこと)
- 駿河国開拓の祖神
崇神天皇の時代(約2100年前)の鎮座と伝えられる。延喜式内小社で祈年の国幣に預った。国府が定められてからは国司崇敬の神社となり、平安時代より駿河国の総社とされた。
· 浅間神社
(あさまじんじゃ)
o 祭神:
木之花咲耶姫命
(このはなのさくやひめのみこと)
全国にある浅間神社の一社。延喜元年(901年)、醍醐天皇の勅願により富士山本宮浅間大社より総社神部神社の隣に勧請され、以来冨士新宮として崇敬されてきた。
· 大歳御祖神社
(おおとしみおやじんじゃ)
o 祭神:
大歳御祖命
(おおとしみおやのみこと)
- 倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・大年神(おおとしのかみ)の母神で、神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)を指す
応神天皇の時代(約1700年前)の鎮座と伝えられ、元々は安倍川(あべかわ)河畔の安倍の市(古代の市場)の守護神であった。古くは「奈古屋神社」(なごやじんじゃ)と称された。延喜式内小社で祈年の国幣に預った。