戸隠神社(長野市) 構成各社と祭神 ③
· 火之御子社
(ひのみこしゃ、日之御子社とも書く):
創建は天福(てんぷく)元年(1233年)。祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)。他に高皇産霊尊(たかむすびのみこと)、その娘である栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)、栲幡千々姫命の夫である天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)を祀る。天鈿女命は天照大神が隠れた天岩戸の前で面白おかしく踊って天照大神を誘い出すきっかけをつくったとされる女神。舞楽や芸能、また火防の神とされ、宝光社の上1.5kmほどの場所にある。なお、他の4社が神仏混淆であった時代も当社だけは一貫して神社であって、かつての顕光寺とは関係がない。