戸隠神社(長野市) 歴史 創建
一説には現在の奥社の創建が孝元天皇5年(紀元前210年)とも言われるが、縁起によれば飯縄山(いいづなやま。飯綱山(いいづなやま))に登った「学問」(がくもん)という僧が発見した奥社の地で最初に修験を始めたのが嘉祥2年(849年)とされている。
また日本書紀の天武紀には684年三野王(みぬおう/みのおう。美努王)を信濃に派遣し地図を作らせ、翌685年に朝臣3人を派遣して仮の宮を造らせたとある。
そして書紀には持統天皇が691年に使者を遣わし、信濃の国の須波(すわ)、水内(みのち)などの神を祭らせたとされていて、この水内の神が戸隠神社とする説もある。