忍熊皇子 関係地
福井県 丹生郡(にゅうぐん)越前町(えちぜんちょう)の劔神社(つるぎじんじゃ。式内社論社、伝越前国二宮)では、忍熊皇子が「劔御子神」の神名で同地開拓の祖として祀られている。劔神社に関しては宝亀2年(771年)という全国でも早い段階で神階奉叙の記事が見えるが、これは祟る性質を持つ「敗者の霊」として祭神の忍熊皇子が重要視されたためとする説がある。また、劔神社では早い時期に神宮寺も設置されており(8世紀初頭と推定)、やはり仏道の面から忍熊皇子の霊を慰撫する必要があったとも考えられている。