白山神社(新潟市中央区一番堀通町) 歴史
戦国時代の火災で古記録を失っているため創建の年代は不詳であるが、平安時代中期とされ、『延喜式神名帳』に記載されている越後国 蒲原郡(かんばらぐん)「船江神社」(ふなえじんじゃ)の論社の一つとなっている。ただし、延喜式神名帳に、現在地の白山神社について、全く記載は無い。明応年間(15・6世紀の交)あるいは正保元年(1644年)に古新潟(ふるにいがた)から現在地に遷座したと伝えられる。現在の本殿は正保4年(1647年)に建てられたものである。江戸時代までは宝亀院(ほうきいん)を別当寺とし、春祭を神式、秋祭を仏式で行っていた。
現存する白山神社は、明治6年(1873年)、楠本正隆(くすもと まさたか)によって現在地に公園(白山公園。はくさんこうえん)が造営された際、創建されたものと推認される。大正13年(1924年)に県社に昇格した。