伊勢山皇大神宮 社殿・境内
l 本殿:
伊勢の神宮に倣った神明宮。関東大震災で倒壊し、1928年(昭和3年)再建された。2018年(平成30年)に創建150年の記念事業の一環として、伊勢神宮から正宮(皇大神宮)の旧社殿を譲られ、新たな本殿として移築される。
l 境内社
· 杵築宮(きづきのみや):
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、住吉三神(すみよしさんじん)を祀る。
· 子之大神(ねのおおかみ):
野毛町(のげちょう)の氏神で、大国主命、姥姫(うばひめ)を祀る。元々は野毛の町内にあったが、戦禍により社殿を焼失し、現在、杵築宮に合祀されている。
· 大神神社磐座
(おおみわじんじゃいわくら):
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る。1996年(平成8年)鎮座。社殿が成立する以前の、古代の祭祀場が再現されている。
· 水神宮(すいじんぐう):
水神(すいじん、みずがみ)を祀る。
l 照四海(しょうしかい):
高さ約6mの常夜灯、現在のものは二代目。「四海を照らす」というその名の通り、横浜港の守り神を象徴している。1882年(明治15年)完成の初代は燈明台(初期の灯台)の姿をしており、その灯りが船から目印にされたという。
l 旧大鳥居台座:
表参道に置かれた明治期の大鳥居の台座。1876年(明治9年)に横浜市の地図作成が行なわれた際に水準点として刻まれた印が残る。