屋敷神 祭祀場所

 


屋敷がある敷地の一角に祀られることが多く、その場合は屋敷の北西北東に祀られることが多い。北西の天門(てんもん。乾(いぬい。戌と亥の間)の方位)に祀られるのは日本において不吉だとされる方角だとされていたためである。農耕において北西の風は不吉なものとされるという。北東を鬼門(きもん)として不吉な方角だとするのは、後世の陰陽道の影響であり、比較的新しい習俗である。



屋敷のすぐそばには祀らず、少し離れた山林の中に祀られるところもある。これは既に述べたように本来、森林または山に対して祭祀を行なっていたことの名残であると考えられる。



原則として屋敷神は屋外に祀られるものであるが、例外として屋内で祀っているところもあるという。これは山林で祀っていたものが屋敷に近づいていった結果、最終的に屋敷と融合したものだと思われる。