松浦佐用姫 関連する地名など
唐津市の鏡山は、佐用姫が領巾(ひれ)を振って見送った山とされているため、「領巾振山(ひれふりやま)」という別称がある。同市和多田(わただ)には、佐用姫が鏡山から跳び降りて着地したときについたという岩があり、小さな足跡のようなくぼみがある。衣干山(きぬぼしやま)は、川に入った佐用姫が衣を干して乾かしたことが名前の由来となっている。
鏡山山頂には佐用姫の銅像が、また道の駅きゅうらぎには、高さ十数メートルの佐用姫の白像がある。像は台座から上が常時時計回りに回転しており、1周20分ほどで厳木町を見渡している。加部島にある田島神社(たじまじんじゃ)の境内社・佐與姫神社(さよひめじんじゃ)は、佐用姫であったという石を祀っている。