志賀海神社 祭事 例大祭
志賀海神社の例大祭は、「国土祭(くにちさい)」と称される。その前日には、隔年(西暦奇数年)に志賀海神社最大の祭の御神幸祭(ごしんこうさい)が執り行われる。古くは旧暦9月8日(御神幸祭)・9月9日(国土祭)に行われたが、現在は体育の日とその前日(10月第2月曜とその前日)に行われる。
祭に先立ち、まず旧暦9月1日(10月1日)には「男山祭」(おとこやまさい)として、くじにより神幸を行うかが決められる(現在では御神幸は隔年に執行される)。御神幸祭では、旧暦9月8日(体育の日前日)の夜9時から3基の神輿(一の戸・ニの戸・三の戸)が出輿し、頓宮まで遷幸する。頓宮では、「龍の舞」「八乙女の舞」「羯鼓の舞」といった志賀海神社の縁起に基づく芸能が奉納される。その後神輿は神社に戻り、神霊は本殿に遷されて御神幸祭は終了する。翌旧暦9月9日(体育の日)の国土祭では、流鏑馬(やぶさめ)が奉納される。
御神幸祭は、夜間に神霊の移動を行う点、志賀海神社の縁起に基づく芸能により人々への再確認を意図する点から、古式を留めた様態とされる。祭は「志賀海神社神幸行事」として福岡県指定無形民俗文化財に指定されている。