神櫛皇子 系譜

 


日本書紀』によれば、第12代景行天皇と、五十河媛(いかわひめ)との間に生まれた皇子である。同書では、同母弟として稲背入彦皇子(いなせいりひこのみこ)の名を挙げる。



一方『古事記』では、景行天皇と、針間之伊那毘能大郎女はりまのいなびのおおいらつめ。播磨稲日大郎姫)との間に生まれた皇子とする。また同母兄として、櫛角別王(くしつのわけのおおきみ)大碓命(おおうすのみこと)小碓命こうすのみこと。日本武尊(やまとたけるのみこと))・倭根子命(やまとねこのみこと)の名を記載する。



なお、『続日本後紀承和3年(836年)3月19日条では、「神櫛命」の名で景行天皇第十皇子である旨が記されている。また子に千摩大別礼命を挙げる系図がある。