摩氣神社 境内 その他
拝殿は昭和初期に建てられたもので、梁行3間桁行2間の入母屋造平入茅葺。それ以前の拝殿は本殿と同時に再建された梁行1間桁行2間の入母屋造妻入茅葺板敷き吹放しの建物で、絵馬舎として境内に移築されている(但し、屋根は鉄板に葺き替えられている)。
神門は文化5年(1808年)の小出英筠(こいで ふさたけ/ふさもと)による造営。入母屋造平入、三間一戸の八脚門で屋根銅板葺(以前は茅葺)。組物(くみもの)には尾垂木(おだるき)付 二手先(ふたてさき)を用い、木鼻を透彫として虹梁に派手な波形絵様を彫るなど、文化期建造物の特徴を示している。京都府登録文化財。
石造鳥居は寛文12年(1672年)の小出吉久(こいで よしひさ)による造営で、京都府登録文化財。
参道にかかる摩気橋(まけばし)は、園部藩からの参拝時には社前の園部川に架かる摩気橋で下馬する定めであったため、「一に馬橋」とも称されている。