赤城神社(前橋市三夜沢町) 境内 社殿周辺
「俵杉(たわらすぎ)」は、中門南側とその西隣に立つ3本のスギの大木の名称。本殿前の2本は左右一対で並ぶ。名前の由来として、藤原秀郷(ふじわらの ひでさと。俵藤太(たわらの とうた))が平将門討伐のため上野国府に向かう途中、献木として植えたと伝えられる。群馬県の天然記念物に指定。同様の伝説は一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)の「藤太杉」(とうたすぎ)にも伝わっていることから、中世の武将による秀郷への憧れが示唆される。境内には他にも多くのスギの大木が立っている。
また「神代文字碑」として漢字が伝わる以前に存在したといわれる神代文字(じんだいもじ)の碑が残る。復古神道の遺物として明治3年3月に建碑された。碑文は平田鐵胤(ひらた かねたね。平田篤胤(ひらた あつたね)の養子)、神文は延胤(のぶたね。鐵胤の子)による撰文。神文「マナヒトコロノナレルコヱヨシ」は対馬の阿比留(あびる)家に伝わる阿比留文字で書かれている。
そのほか、境内東方約200m、櫃石への道の途中に所在する市の天然記念物「三夜澤のブナ」や市指定重要文化財の宝塔(赤城塔)がある。