山車 構造 車輪
車輪の数としては四輪が一般的であり、外車(大八車。だいはちぐるま)様式の輻車(やぐるま[スポーク式])と、内車様式のものがある。また外車様式のものには、車輪に漆や彫金などが施されているものがある。また補助の車輪がついているものもある。滋賀県大津市の大津祭(おおつまつり)での曳山や三重県北部の石取祭(いしとりまつり、いしどりまつり)に使われる山車が三輪であり、静岡県森町から磐田市にかけての遠州中東部で引き回される二輪屋台、浜崎祇園山笠(はまさきぎおんやまかさ)のように六輪あるものもある。また、それに伴って運行方法、運行形態も異なるものになっている。小城祇園においては、旧来は車輪がついていない山の下に丸太を次々に敷き挽いて運行するという珍しいものだったが、現在は普通に車輪のついた曳き山となっている。