穂高神社 境内 本宮(里宮)
本殿は形式の等しい右殿・中殿・左殿が並ぶ三殿方式で、この三殿と規模の小さい神明社が一直線に並ぶ。このうち中殿には、穂高神社だけに伝わる独特の形式の「千木(ちぎ)」と「勝男木(かつおぎ)」が乗せられている。勝男木は釣竿または船の帆柱を表していると言われ、この形式は「穂高造」といわれる。式年の遷宮祭では、『定日記』に定められた方式で社殿の造替・配置替が行われる。
境内では、拝殿の前に神楽殿が立ち、その右手に若宮社と境内社数社が鎮座している。そのほか、手洗石と手水舎、神橋が安曇野市指定文化財に、大門の欅(けやき)と若宮西の欅が安曇野市指定天然記念物に指定されている。
天保14年(1843年)の『善光寺道名所図会』(ぜんこうじみちめいしょずえ)には穂高神社が載せられており、当時の境内の様子がうかがわれる。