御上神社 境内 本宮

 


本殿は鎌倉時代後期の造営。桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺。神社・寺院・殿舎の様式を混合させたような形になっており、その独特な構造から「御上造」と呼ばれることもある。裏側には扉があり、三上山の遥拝所であった名残といわれる。国宝に指定されている。



拝殿は桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺で本殿と似た構造である。かつての本殿を移築・改造したものと伝えられている。国の重要文化財に指定されている。



楼門は鎌倉時代後期の造営。三間一戸、入母屋造、檜皮葺。国の重要文化財に指定されている。



境内前には「悠紀斎田」(ゆきさいでん)と呼ばれる斎田が広がっている。昭和天皇即位時、大嘗祭に供える献上米の栽培地として指定された。以来毎年5月には御田植祭として、昔ながらの服装で田植えが行われる。