御上神社 歴史 概史

 

養老2年(718年)、藤原不比等によって遥拝所のあった三上山麓の現在地に社殿が造営されたという。



平安時代中期の『延喜式神名帳』では「近江国野洲郡 御上神社 名神大 月次新嘗」と記載され、名神大社に列している。



古代から中世にかけては、三上山山麓に東光寺(とうこうじ)があったとされる。数多くの伽藍・堂舎があったと伝えられ、「三上古跡図」にその様子が描かれている。



明治9年(1876年)に近代社格制度において郷社に列し、大正2年(1913年)に県社、次いで大正13年(1924年)に官幣中社に昇格した。戦後は神社本庁別表神社に列している。