筑波山神社 境内 拝殿周辺 ②

 


参道に建てられている神橋(しんきょう)は、切妻造 小羽葺屋根(こばぶきやね)付、間口1間、奥行4間で、安土桃山時代の様式の反橋(そりはし)である。寛永10年(1633年)の3代将軍徳川家光による寄進とされ、元禄15年(1702年)に5代将軍徳川綱吉により改修された。春秋の御座替祭の際には、神輿と従者がここを渡る。参拝者の渡橋は通常禁止されており、春秋の御座替祭と2月の年越祭の時のみ許される。この神橋は茨城県指定文化財に指定されている。



参道入口そばには、藤田小四郎(ふじた こしろう)の銅像が建てられている。藤田小四郎は藤田東湖(ふじた とうこ)の四男で、元治元年3月27日(1864年5月2日)に筑波山で挙兵した天狗党筑波勢のリーダーである。像そばには、平成2年(1990年)に水戸郷土史家の安藤桜水・夢根三郎による銘板が設置されている。



また、中禅寺の鎮守社として建てられた春日神社・日枝神社・厳島神社が、現在は筑波山神社末社として残る。春日・日枝神社そばには、つくば市指定天然記念物のクスノキの変種のマルバグス(丸葉楠)が、楼門そばには樹齢約800年・樹高32メートルの大杉が立つ。



そのほか、境内には楠木正成の孫の楠木正勝(くすのき まさかつ)の墓や、国際科学技術博覧会(科学万博)で展示された宇宙の卵がある。なお、通常は一般非公開ながら、各パビリオンの成功祈願・成功感謝の際提供された各種資料を集めた蔵もある(2006年7月に、期間限定で公開されたことがある)。また、『万葉集』に載る筑波の歌25首の歌碑が、筑波山神社をはじめ筑波山周辺に建てられている。