一宮浅間神社 文化財 重要文化財(国指定)
· 神獣鏡1面
(考古資料、1979年(昭和54年)6月6日指定)
1894年(明治27年)に市川三郷町大塚の鳥居原狐塚古墳(とりいばらきつねづかこふん)から出土し、当神社に奉納された銅鏡(四神四獣鏡)。鏡背の内区には四神像と四獣像を交互に配し、外区には右廻りで「赤烏元年五月廿五日丙子 造作明竟 百凍清銅 服者君侯 宣子孫 寿万年」の銘文を鋳出されていることが岡崎敬(おかざき たかし)により報告されている。この神獣鏡は1924年(大正13年)に後藤守一(ごとう しゅいち)により学会に報告された。
銘文に記される「赤烏」(せきう)は中国三国時代の呉の元号で西暦238年に相当し、日本の紀年銘鏡中の最古のものとして、また当時の日本(倭)と呉との交渉の可能性を示唆する遺品として貴重である。1933年(昭和8年)に重要美術品に認定され、1979年にはあらためて重要文化財に指定された。