大依羅神社 境内

 


現在の社殿は、昭和44年(1969年)の火災による焼失に伴う昭和46年(1971年)の再建による。焼失以前は、万治2年(1659年)の造営による本殿・幣殿・拝殿から構成され、そのうち本殿は流造唐破風を付し、屋根は檜皮葺であった。その旧社殿は境内北寄りでの南面であったが、再建の際に境内西寄りでの東面に改められている。



また、境内南西隅には「竜神井(りゅうじんい。龍神井)」と称する井戸があり、かつては境内北側にも「庭井」(にわい)と称する井戸があった。竜神井には、依網池に住む竜蛇が農夫に対して池に沈む鉄を除いてくれるよう頼み、その礼として井戸の水を供えて祈れば降雨を約束したという伝承があり、実際にかつて旱魃の際には祈雨祈願が行われていたという。一方、庭井は『摂津名所図会』にも見え、大依羅神社の鎮座地一帯の地名もこれに由来するが、こちらは現在は埋没して碑が残るのみとなっている。