木嶋坐天照御魂神社 歴史 創建
創建は不詳。一説に、推古天皇12年(604年)に広隆寺(こうりゅうじ)創建に伴い勧請されたともいわれる。史料からは大宝元年(701年)の記事以前の祭祀の存在が認められている。
前述(「祭神」節)のように祭祀の淵源には諸説があるが、嵯峨野・太秦周辺は渡来系氏族の秦氏が開拓した地で、広隆寺・松尾大社・蛇塚(へびづか)古墳などの関係寺社・史跡が知られることから、木嶋社もまた秦氏ゆかりの神社といわれる。また現在本殿の東隣に鎮座する蚕養神社(こかいじんじゃ)は、この秦氏が将来した養蚕・機織・染色技術に因むと推測される。ただし秦氏の渡来以前にも、木嶋社付近では和泉式部町遺跡などの弥生時代頃からの集住を表す遺跡の存在が知られている。