土佐神社 境内 社殿 ②
拝殿南東に立つ鼓楼(ころう)は、江戸時代前期の慶安2年(1649年)、土佐藩第2代藩主・山内忠義(やまうち ただよし)による造営。二重で、屋根は入母屋造で柿葺。初層は「袴腰」(はかまごし)と呼ばれる形式で、黒色の板を張り、中央に出入り口を設ける。上層は桁行三間・梁間二間で、彫刻・柱が彩色で彩られており、内部には時を知らせるための太鼓を吊るす。国の重要文化財に指定されている。
境内入り口に立つ楼門は「神光門」(しんこうもん)とも称され、江戸時代前期の寛永8年(1631年)、鼓楼同様に山内忠義による造営である。桁行三間、梁間二間の楼門(2階建て門で、初層・上層間に軒の出を造らないものをいう)で、屋根は入母屋造で銅板葺。初層は三間一戸(柱間三間で、中央の一間を通路とする意)で、左右間に随身を祀る。上層は初層に比して建ちが低く、勾欄を付した廻縁がめぐらされている。全体的に素木で、ほとんど装飾を付さない和様建築になる。国の重要文化財に指定されている。
境内には、そのほか神饌所・神庫・社務所等の社殿がある。