吉備津彦命 後裔 国造
『先代旧事本紀』「国造本紀」では、次の国造が後裔として記載されている。
· 国前国造
(くにさきのくにのみやつこ・くにさきこくぞう)
- 志賀高穴穂朝(しがたかあなほちょう。成務天皇)の御世に吉備臣同祖の吉備都命六世孫の午佐自命(むさしのみこと)を国造に定める、という。のちの豊後国国埼郡(くにさきぐん。国東郡(くにさきぐん))国前郷(くにさきごう)周辺にあたる。
· 葦分国造
(あしきたのくにのみやつこ・あしきたこくぞう)
- 纏向日代朝(まきむくのひしろちょう。景行天皇)の御世に吉備津彦命の子の三井根子命(みいねこのみこと)を国造に定める、という。のちの肥後国葦北郡(あしきたぐん)葦北郷周辺にあたる。