吉備津彦命 後裔 氏族
『日本書紀』では吉備津彦命の後裔氏族に関する記載はなく、弟の稚武彦命(わかたけひこのみこと)を吉備臣(吉備氏)祖とする。一方『古事記』では、吉備津彦命を吉備上道臣(きびのかみつみちのおみ)の祖、稚武彦命を吉備下道臣(きびのしもつみちのおみ)・笠臣(かさのおみ)の祖とする。
また『続日本紀』天平神護元年(765年)5月20日条では、播磨国賀古郡(かこぐん。加古郡)の馬養造人上(うまかいの みやつこ ひとかみ)が吉備都彦苗裔の上道臣息長借鎌(おきなが の かりかま)の子孫であると言上しており、「印南野臣」(いなみののおみ)が賜姓されている。
『新撰姓氏録』では、次の氏族が後裔として記載されている。
· 和泉国未定雑姓 椋椅部首(くらはしべ の おびと)
- 吉備津彦五十狭芹命の後。