麒麟獅子 歴史

 

因幡国(現在の鳥取県東部)に古くから伝わる獅子舞である。1650年鳥取藩主 池田光仲(いけだ みつなか)が鳥取東照宮(とっとりとうしょうぐう。現・樗谿神社(おうちだにじんじゃ))を建立した際、権現祭の神幸行列で行なわれたのが始まりと言われている。徳川氏池田氏の権威を象徴するものとして、獅子を聖獣の麒麟に、道化を猩々にしたとされている。鳥取藩では獅子庄屋(小椋・佐藤)の2家を定めた。後に因幡国内へ広がり、隣国・但馬国(兵庫県北部)の西部にも伝えられた。